音と珈琲のお部屋 cafe&bar「音屋」。
浦添牧港でムジカは今日もお留守番。
誰か遊びに来ないかなぁ。
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ちなみに
遺産分割協議書によると、 (YNB) 1.現物分割 2.換価分割 3.代償分割 4.共有分割 と4種類に分けられる。 この「あたりまっせ」には1.2.4は該当しない。 3の代償分割が認められる。 特定の相続人が当たりを引き継ぎ、代わりに「あたりまっせ」50円分を他の相続人に分配する。 この歳になると直面しやすい遺産相続。 「あたりまっせ」の場合はどうなるんだろう。と ふと考えてしまった。 私は40年かわらない珈琲を口に含みながら尋ねた。 「マスター、そのあたりまっせの当たりはお孫さんが引き取ったの?」 その言葉でマスターは顔の皺を静かにもどし、首を横に振った。 「結局、お孫さんは 箱も当たりも置いて帰られました。 その時、一言おっしゃったんです。 今でもあの言葉を忘れられません。」 マスターはお店の扉に目をやる。 そして私の遠くなった耳に、かすかに聴こえる小さな声で 「お孫さんは、あの重い扉に手をかけ『重いですね』と微笑みながら “おじいちゃんね、…寝たきりだったんですよ”」と。 (コニー) PR ![]()
無題
マスターの話を聞いた後なんとも言われぬ気持ちになったN郎だったが、毎週この店に通っている今の自分を考えてみると、その老人にはむしろ親しみの念すら感じられることに気がついた。
「俺だってたぶん...天国に行く前にちょっと挨拶くらいはね」 その時、降ろしたはずの重い扉の前に一組の男女が立っていた。 「あの、すみません。もうのれんですか?」 「いえ、ちょっと扉の具合を確かめていただけです。最近ちょっと立て付けが悪いみたいなので。どうぞ、中にお入りになってお好きな席に」とマスターが言った。 「すみません」男女は少しうつむいて店に入るとカウンターへと陣取った。そこは窓とU字型のカウンターテーブルの端が向かい合った場所で、奥まった感じのN郎お気に入りの席だった。 マスターがいつもながらの軽快な手つきで、重いワイングラスに入った水を差し出した時 「なんだ!今日のあれは。僕は全然聞いていないぞ!」と男が急に切り出した。 「ごめんなさい。ああいう集まりだとは思わなかったのよ」「私だってびっくりしたの。本当よ」 水をぐいっと飲み干しても、男の怒りはおさまらないようだった。 「だいたい君はいつもそうだ。いつもそうやって僕に恥をかかせる」 「今回だけじゃない。この前だってそうじゃないか!君が僕を誘う時はいつでも、僕は場違いな格好で筋違いな場所に連れて行かれて、そして勘違いした人間と思われることを我慢しなくちゃならないんだ。もうたくさんだ!」 「あなただけじゃないわ。わたしだってきっと...」と言いかけた女の言葉は、男の重すぎる一言に遮られた。 「もう、おわりにしよう」 Re:無題
よし!きた!!!!!
YYさん!ステキ☆ 今まで沈黙を守って来た分 どーんと来ましたね! めっさありがとーう☆ しかし なかなかのリアル感。 詮索してしまいそうです。あはは さぁ!ねずみさん、いかがっすか? まさしくこの展開は『ラストオーダー』っぽくね? 映画化しましょう。決定です! ![]() |
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プロフィール
HN:
MUSICA
年齢:
17
性別:
女性
誕生日:
2008/01/06
職業:
店長代理
趣味:
翻弄
自己紹介:
気ままな日々に喜びを。
毎日20時から ひっそりお留守番。 お酒はもちろん 自家焙煎珈琲や エスプレッソ ナポリピッツァ トリッパ 自家製スコーンに季節のジャムで こっそり夜カフェ&バー始動中。 場所:浦添牧港 目印:深緑のミニクーパーと丸大スーパーさん 気が向いたらおこしやす。
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